親子の絆

電車内で可愛らしい親子を見ました。
若いお母さんと意識がまだ無さそうな女の子。
お母さんが子供の手に、歌いながら某アンパン男の絵をペンで描いてあげてました。
こんな公共の乗り物で恥じることなく歌い、あやすお母さんに僕は大変感動いたしました。
こうすれば、子供は曲がらないんだ!!
なんて思いつつ、親子の様子を見ていると・・・・・・
子「こっちもー」
母「えー、こっちの手にも描くの?」
子「うん。」
母「うーんじゃあ分かった。」
※お母さん再び歌いながら描き出す。



母「♪赤の上に黒は〜上塗りできまっせん〜




・・・・・ほ?
まさか、絵のできてゆく行程ではなく、ペンの特性を歌にして子供に聴かせるとは・・・・・素敵な母さまです。
子供に文具についても教えているのですね。
教育とはこういうものかと思いました。まさにカルチャーショック。


そんな間にもお母さんは絵を描きます。


母「えーと、じゃあ黒でなぞって強調させよっか〜」

・・・・・ん?
お次は絶対にあの歳の子が理解できそうもない「強調」という語句を使ってきましたよ。
・・・なるほどーこうやって子供に言葉を覚えさせていくのですね!
ふーん、ほー、すごーい。


なんか最終的には子供よりお母さんが可愛く思えてきました。




その一件の後、車内から虹が見えました。